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PC-8001 用カセットテープの吸出し
部屋のスペースなどの関係で、PC-8001 用カセットテープを CMT ファイルへ変換中。カセットは 0 と 1 のビットを 1200Hz と 2400Hz の周波数に対応付けた音として記録する方式なので、オーディオテープと同様に経年劣化の影響をかなり受けてしまう。
ツールの癖など、吸い出しにはコツがいるので、自分がやった手順を備忘録として書いておく。
- カセットデッキの出力をステレオモノラル変換ケーブルで PC のマイク端子へ繋ぐ。
- ラジカセのボリュームは最大にして、低音強調のようなエフェクトをオフにする。
- 再生したものをサウンドレコーダー取り込み、WAV ファイルに保存。
- 重ねセーブしているカセットだと前後にゴミデータがあるので削る。
- WAV ファイルの音量が小さい場合は大きくしておく。
- CMT-8001 の設定を BEST モードにして変換する。
ゴミデータを削ったり音量を大きくしたりしているのは、ツール側での誤認識や読み取り精度低下を防止するため。ちなみに CMT-8001 の周波数検出モード設定はマニュアルによると、
■録音状態:BEST
ゼロレベルを - → + の向きにまたぐ点の間隔から 1200Hz, 2400Hz を判別する。■録音状態:GOOD
起点と + のピークの間隔、+ のピークから - のピークの間隔から 1200Hz, 2400Hz の判別をおこない、次の起点も求める。
とのこと。
作業記録 (2004/09/23)
前回やった平安京エイリアンの変換はお試しだったが、今日から本格的な変換作業に突入。カセットテープにメモしたファイル名は信用できないので、実機を使ってファイル名一覧を取得したりと、何気に手間がかかる。予想通り、メモにはないファイルが見つかってげんなり。
今回変換したのは以下の 2 本。
作業記録 (2004/09/25)
作業に慣れてきたこともあってか、結構な量を変換することに成功。書き込みした機材の差なのか、直接 WAV から CMT 変換できないケースがあったりするので、こういうときは PC-8001 上に一度ロードしてから再セーブするとうまくいく。前回は打ち込みモノだったので、今回は自作モノを 2 本紹介。
BEST モードでうまくいくように WAVE データを補正していたので、GOOD モードをどこで使うのかよくわからなかったが、やっと理解できた。
波の腰が変形していると 0 レベルの間隔が不規則になって周波数の検出がうまくいかない。ピークの間隔を検出する GOOD モードで読めば問題なしと。
作業記録 (2004/10/02)
マシン語のプログラムをセーブするには開始と終了アドレスが必要なので、再セーブというテクニックが使えず後まわしにしていたが、せっかくなので変換にチャレンジ。
作業記録 (2004/10/11)
最大の山場であるアスキーゲームブックのイメージ変換がやっと終わった。収録されているプログラムの傾向からしてプログラム言語学習用なのかなぁ。