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KFX で飛び道具を消す方法あれこれ

KFX には飛び道具を消去する命令がないので「画面外に出たら消える」というゲームルールを利用して消去を行う。画面外に出たかどうかは飛び道具の攻撃判定が使われるので、何らかの方法で判定を画面外へ移動させることになるが、特に決まりはないので消去方法には幾つかバリエーションが存在する。

画面外に判定を設定

KFX のキャラクターは画面下部から 16 ドット離れた位置に表示されるので、判定の上部 16 ドットの領域は常に画面外に出ている状態になる。この領域に攻撃判定を設定してやれば飛び道具を移動させずとも消すことができる。

このようにズレて表示される。
利点

大きな移動量を指定する必要がないので、リスト項目がズレて見づらくなることがない。

欠点

飛び道具はヒットストップ中であってもモーションが進行するという特徴があるので、注意して使わないと意図せぬタイミングで飛び道具が消えてしまう。

画面外へ移動する (地面)

地面方向へ移動させて消去するという方法。

利点

地上で出した飛び道具はステージの大きさに関わらず一定の移動量で地面へ到達できるので、外的要因に左右されず安定した消去が行える。また、地面だけは攻撃判定の下側が触れただけで画面外扱いになるので、判定が多少いい加減でも消し損ねることがない。

欠点

飛び道具は地面に接触させると接地分岐が発生するので、プレイヤーに接地分岐が設定されていると意図せぬ分岐が起きてしまう。

画面外へ移動する (地面以外)

地面以外の方向へ移動させて消去するという方法。

利点

前述の方式の欠点がないこと。別の言い方をすると副作用がない。

欠点

地面以外の方向はスクロールが可能なので、プレイヤーも飛び道具と同じ方向へ高速移動した場合、飛び道具が画面外へ到達できず画面内に残ってしまう可能性がある。もちろん、十分な移動量を設定すれば滅多に発生しない問題ではある。