Seaside Laboratory

Posts

KFM 1.86 リリース

大した更新は無いが KFM 10 周年記念ということでリリースすることにした。

この 10 年という歳月、徹底的に遊び倒すことになった KFX に触れていた時間より遥かに長いということに驚く。KFX との出会いは雑誌付録の CD (1997 年頃) で、KFM が出来上がるまで使っていたという計算であれば約 6 年といったところ。

β版だった頃の KFX。

おそらく、長く使っていると錯覚しているのは KFX が大きく変化した時期に居合わせたせいだと思う。当時は KFX の性能を 100% 引き出せていなかったので伸びしろが大きく、キャラ作成技術の進歩が早かった。今でも使われるような基本的な技術は、ほとんどこの頃に発見されたものといっても過言ではない。

KFX 黎明期を支えた SHUN さんと KAZU さんのキャラ達。

ただ、市販の格闘ゲームはそれ以上のスピードで進化を続けていたので「作りたいと思うキャラ」と「実際作ることができるキャラ」のギャップが広がってしまった。2001 年頃の KFX 界隈に漂う停滞感は、本体の更新停止や機能不足による失望感から来たものだと推測している。

暫くすると流れは変わり、市販の格闘ゲームは進歩が頭打ち、良く言えば成熟してきたのに対し、KFX は新たな拡張エンジンの登場や KFA のバージョンアップによって機能が拡充され、以前あったギャップは大きく縮まったように思う。

KFX よりも豪華な演出が可能に。

とはいえ、KFX との互換性という名の呪いはついてまわるので、大幅な刷新が望めないもの事実。KFM の方針としては、KFX から続く「簡単にキャラが作成できる」というメリットを活かし、省労力でそれなりのキャラが作れるような機能バランスを目指していきたいところ。