Seaside Laboratory

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HDD 8.4GB の壁

愛機 Satellite に搭載されているハードディスクから怪しい音が聞こえたような気がしたので、壊れる前に交換することにした。マシンの製造年月日から考えて、大容量のハードディスクに換装できない可能性が高いことは分かっていたので、少なめの容量のものを買ってサクっと交換して終わりかなと思いきや 20GB 以下のものは市場から消え去っていた。

他の店を探してみるも状況はかわらず、見るからに PC に詳しくなさそうなリストラ上がりっぽいオッサンに聞いてみたが、散々振りまわされたあげく、動作保証はできないというつまらん結論に。

別の店に行ってブラブラと商品を眺めていたところ、メジャーな製品の対応状況から限界容量を探る方法を思いつき、近くにあったネット端末でメルコの対応状況リストを見ることにした。調べた感じだと 6GB が OK で 20GB が NG だったので、一昔前に問題になった 8GB 制限に該当するっぽい。ハードディスク換えたきゃ新しい PC を買えと。ひでぇぜ。

追記 (2004/04/27)

8.4GB 制限について調べてみたところ、仕組みは意外と単純で、広大なアドレス空間にアクセスするために必要な拡張割り込みである INT13H がサポートされているかどうかだった。

ネット上に落ちているチェックツールを使えばサポートの有無はわかる、という話だが、診断結果は信用ならんということも書いてあったので、一応 2 種類使ってみた。

  • I/O DATA 製チェックツール OK
  • BUFFALO 製チェックツール OK

正式なサポートはされていないっぽいけど、結果として動きそうという結論が出たので、早速 20GB (流体軸受け) を注文。低容量のハードディスクを買って無難に済ますという方法もあったが、PC アップグレードというものは少し危険なくらいがおもしろい。

追記 (2004/05/02)

早速、届いた HDD を換装して容量を確認ところ…。8.4GB 超えに失敗!

不幸中の幸いか、この問題というのは拡張アドレス空間にアクセスできないだけなので、従来の範囲内においては問題なくアクセスできる模様。失敗といっても前に使っていた HDD より約 3GB ほど容量が増えてるし、流体軸受けによる静穏効果もあるので良しとする。